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シスタチンC(eGFRcysとeGFRcre) [クライミング]

6月の健康診断でお小言を頂いたひとつ。eGFR値の低下。
あまり見たことのない指標だったが、調べてみると腎臓関連とのこと。
慢性腎臓病(CKD)を調べる指標らしい。腎臓の機能が低下してるとの指摘にちょっとビビって調べてみたら
どうやら血清クレアチニンと年齢、性別から計算式で求める推定値らしい。
確かにここ十年くらいは血清クレアチニン値が上限の1.00を行ったり来たり。でも、特段に増えてるわけでは無い。
つまり、年齢の上昇が起因するようだ。なんか納得できない。

さらに調べてみたら、血清クレアチニンは筋肉量と相関があるらしい。つまり筋肉量が多いほどクレアチニンが増えるとか。
なるほど、クレアチンリン酸の代謝物か!クレアチンリン酸と言えば無酸素瞬発系の重要なエネルギー源。


「クレアチンはさらにクレアチンキナーゼの作用により、ATP1分子を消費してクレアチンリン酸に変換される。この反応は筋肉組織にてATP濃度が高い休息時などに行われる。

クレアチン + ATP → クレアチンリン酸 + ADP
クレアチンリン酸は筋肉のように瞬時に多量にエネルギーを消費する器官において、高エネルギーリン酸結合の貯蔵物質として働く。急激な運動により筋肉組織にてATPが不足した場合、

クレアチンリン酸 + ADP → クレアチン + ATP
という反応によりATPの欠乏を防ぐ。ここで生じたクレアチンはクレアチンキナーゼにより再びリン酸化され、クレアチンリン酸として再利用されるか、非可逆的な非酵素的脱水を経てクレアチニンになる。クレアチニンは最終的には腎臓にて尿中に排泄される。」Wikipediaから引用

つまり、高強度なスポーツでは多く見られる反応で、私の場合、ボルダリングやヒルクライムで駆使していたことになる。
そら高めの数値になるよな。

それでもやっぱり気になるので念のため再検査。
相談したところ、筋肉量や運動量に左右されない指標があるとのこと。
シスタチンCと言うものらしい。

そもそもeGFR値は腎臓のろ過機能のを示す数値、推算糸球体濾過量(eGFR)。
直接糸球体濾過量を測ることが難しいので、体内に常に存在し、腎臓でろ過され排出され一定量を維持している体内物質を検査することで推定している。
この物質としてクレアチニンを用いているのがeGFRcre。

代わりにシスタチンCを用いて推定するのがeGFRcys。推算糸球体濾過量(eGFR)なのだから、本来近い数値になるべきもの。

再検査ではシスタチンCと再度クレアチニンも検査。結果、クレアチニン値も大幅に下がっていた。
健康診断では胃透視検査もあるので前日夜から水も飲めない。つまり脱水で尿も少ない。
再検査では水分摂取の制限は無いのでしっかり水分を摂取して排尿もしっかり。当然数値は下がる。

再検査ではシスタチンCが0.7、血清クレアチニンが0.88。
eGFRcysが111.0、eGFRcreが69.92。

尿蛋白、尿潜血もなく、まったく問題なし。

結局、血清クレアチニンの数値だけに振り回された感じ。
まぁ、しっかりと勉強して見直すことが出来て良かったけどね。

画像は病院に行く朝の血圧。
病院の機械式血圧計、大嫌いで一瞬で心拍が90を超えて血圧もかなり高くなる。
その後、医者や看護師に手動で測ってもらうと家での数値と同様になる。
何とかならないかなぁ、このビビり症。_(^^;)ツ アハハ
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火曜日はこの報告を聞くために昼前に病院に。
水曜日は天気イマイチだったので、お盆営業のジムクライミングの昼トレでした。(^^)v
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ふーこ

こんにちは。
私も同様です。
筋トレをしているのですが、検診でeGFRcreが60切っていたので慢性腎臓病の疑いでよ要精密検査と言われました。かかりつけでシスタチンCの検査をしてもらったらeGFRcys111.3!
全然結果が違うので驚きました。
最初からシスタチンCで判定してもらいたいと思いました。
by ふーこ (2020-03-25 19:52) 

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